2019年本屋大賞に瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」が選ばれました。全国の書店員が売りたい本ナンバーワンの作品は一体どんな作品なんでしょうか?また、瀬尾まいこさんの他の作品は?
今回は、2019年本屋大賞に選ばれた「そして、バトンは渡された」の作者「瀬尾まいこ」さんについて紹介していきますね!
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まずは、瀬尾まいこさんが2019年本屋大賞を受賞したニュースからです。
全国の書店員が投票で選ぶ「2019年本屋大賞」(同賞実行委員会主催)が9日発表され、大賞は瀬尾まいこさん(45)の「そして、バトンは渡された」(文芸春秋)に決まった。
2位は小野寺
史宜 さんの「ひと」(祥伝社)、3位は深緑野分さんの「ベルリンは晴れているか」(筑摩書房)。翻訳小説部門には、アンソニー・ホロヴィッツ著「カササギ殺人事件」(山田蘭訳、創元推理文庫)が選ばれた。瀬尾さんは「この本にたくさんの愛情を注いでもらい、今、この舞台でゴールテープを切ったような鮮やかな喜びがある。今後も、誰かに伝えたいと思ってもらえる作品を書いていきたい」と語った。
「そして、バトンは渡された」のあらすじは?
幼いころに実の母を亡くした後、さまざまな「親」たちに育てられた17歳の女子高校生を主人公に、新しい家族の愛の形を描く物語。
高校2年生の森宮優子は、父親との2人暮らし。
優子には、3人の父親と2人の母親がいる。
生まれた時は水戸優子、その後は田中優子、泉ヶ原優子を経て、現在の森宮優子になっていた。
家族の形態は、17年間でなんと7回も変わっている。
そこだけみれば、どんな不遇な生い立ちなんだと思うかもしれないが、優子は全然不幸だと感じたことはなかった。
「本当はつらいんでしょ」、「何かあったらいいなよ」など言われるが、過去を振り返ってみても何も思い当たる節もない。
それは、優子が5人の親それぞれに、いつも愛情をそそがれてきた証だった。
これから優子は大学受験や就職など、いろんなことを経験する。
辛いときも楽しいときも、そこにはいつも3番目の父、森宮さんの存在があった。
優子はいろんな経験をするうちに、親子とは家族とは何なのかに気付いていく。
この作品には、社会で起こっている子どもに対する虐待などが背景にあるんです。現在、凄惨ないじめや家庭での虐待事件が繰り返しニュースになっています。
瀬尾さんはこんなことを言っています。
本当に痛ましいことで、「虐待」といっても実態は暴行、リンチ、殺人じゃないですか! 子どもたちを助けるチャンスは何度もあったのに、どうして誰も動かなかったのかと思わずにはいられません。
生徒たちや我が子に向き合う日々は、私の人生を晴れやかに変えてくれました。血が繋がっていてもいなくても、誰かに愛情を注ぐことはできる。そして、それは愛情を注ぐ側の人生をも変えてくれる――この確信をもって、私は『そして、バトンは渡された』を書いたのです。
「いつも、愛されていた」って素敵ですよね!親子の絆とか、親から子どもにバトンを渡すとか素敵ですよね!
ぜひ、読んでみてください!心がほっこりしますよ!
瀬尾まいこさんの他の作品は?


まとめ
今回は、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」が2019年本屋大賞に選ばれたニュースから作品のあらすじや瀬尾まいこさんの他の作品について紹介してきました。
瀬尾さんの作品は、本当に心が温まる作品が多いですよね!読んでいて、気持ちが優しくなれます。
ぜひ、読んでみてくださいね!